『海の花火』解説

 

1951.10.25 海の花火/監督脚本:木下惠介  (松竹大船)の解説です。

 

【凄い】に分類

木下監督では、めずらしいアクション系

 

話のスジが、複雑で解りにくいと云われています

主人公が、3人+1人いるので

3つの話に、整理すると解りやすいです。

 

何度、観ても感情の謎解きおもしろさがあるので、

2回目は、話のスジを読んでから観るといいかもしれません。

 

 

 

特に、木下監督は、話の伏線、

何かを象徴する雲沈没船、『佐用姫伝説』など想像を喚起させます。

 

あと何と言っても、

観る方によって解釈が違うように創られています。

 

例えば、

*山田五十鈴津島恵子は、本当に三木隆が好きなのか???

*石濱朗を、三國連太郎の恋人のように考えると、ガッテンしませんか???

 

 

 

 

【永遠の名画】

主な女優男優が、全盛期の美しさカッコ良さで

何度見ても、うっとりしてしまいます。

 

 

女優は皆

話し方、振る舞いが上品で美しいです。

 

 

【舞台】

佐賀県唐津市呼子町 呼子港

七ツ釜(ななつがま)

 

 

 

 

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まずは、 

【俳優紹介】

 

第1話 

神谷家

太郎衛(美衛の父):笠智衆主役の一人

黙って、言い訳をしない男らしさ。 

笠さんには何度、泣かされたか。

 

さみ(美衛の母):岸輝子

夫は千田是也。 千田らと『劇団 俳優座』を創設する。 

木下恵介監督作品:『結婚』 『夕やけ雲』 『惜春鳥』 『二人で歩いた幾春秋』、

黒澤明監督作品:『野良犬』に出演

 

 

美衛:木暮実千代/つつましい木暮実千代が素敵(意外)

抑えてもあふれる色気よりも、全盛期の美しさが、

さわやかで清純なイメージに撮影されていてファンのベストになるかもです。

 

 

美輪(美衛の妹):桂木洋子/全盛期の清楚な美しさ 

 

 

鯨井家

民彦:佐田啓二

この(民彦の):杉村春子

梅子(民彦の):矢吹寿子/文学座出身

 

 

 

 

 

相川仁吉:坂本武/松竹では、めずらしいアクションものなので、喜八さんも殴られたりして貴重なシーン続出です。

 

 

森山(船員):三井弘次

与太者シリーズの人気者、 『太陽の子』:不良生徒

木下恵介監督作品:『カルメン故郷に帰る』 『喜びも悲しみも幾歳月』 『今日もまたかくてありなん』

小津安二郎監督作品:『浮草物語』 『父ありき』 『風の中の牝雞』 『早春』 『浮草』

黒澤明監督作品:『醜聞』 『どん底』 『隠し砦の三悪人』 『悪い奴ほどよく眠る』 『天国と地獄』 『赤ひげ』『どですかでん』に出演

 

 

漁業組合 唐津支部長:稲葉義男

『七人の侍』副将で出演。 今回は、髭が無いです。

 

 

 

【悪役】

唐澤源六(船長):永田靖

木下恵介監督作品:『破戒』 『お嬢さん乾杯!』、

黒澤明監督作品:『野良犬』 

主演映画:『別離傷心』』に出演

 

 

石黒軍造:宮口精二

『七人の侍』久蔵が強烈なかっこ良さで、どんな役をしても「サムライ」のイメージがします。

黒澤明監督作品:『生きる』ヤクザの親分に出演

 

 

高橋勇三郎:北竜二

小津安二郎監督作品:『彼岸花』、『秋日和』、『秋刀魚の味』に出演

 

 

 

 

 

 

第2話  

魚住家 

省吾:三木隆主役の一人 

デビュー作品(代表作)

 

 

魚住みつ(省吾の):東山千栄子

 

 

英明(省吾の):細川俊夫

1953年・1954年と日本陸上競技選手権大会の男子50km競歩で連続優勝 

1964年の東京オリンピックでは、競歩の日本代表コーチを務める。

主演映画:『ソ連脱出 女軍医と偽狂人』

木下恵介監督作品:『生きてゐる孫六』、『陸軍』に出演

 

 

 

(省吾の兄嫁):山田五十鈴

現代劇全盛期の美しさと、悪女色気が素晴らしい。

三木隆を追いかける前に、化粧直しをして、帯を鏡見て整える姿はさすがです。

 

 

野村由起子:津島恵子

1950年、映画『長崎の鐘』看護婦全盛期で、最高清純派美人

大御所女優の頂点である山田五十鈴、木暮実千代とのバトル貫禄勝ちしている津島恵子(意外)

ハリウッド映画のようなオーラ、そして対決【殿堂入り】です。

1951年、この映画にて日本映画史上、最高峰の名女優の一人だと断言できます。

元、踊りの先生で、ピアノも上手。 代表作品:『たそがれ酒場』

 

 

 

 

 

第3話  

矢吹毅():三國連太郎主役の一人

戦後: 新しいアクション・ヒーローの誕生でカッコイイ(意外)

日活アクションの5年前です。

この頃、マドロス歌謡、岡晴夫の「憧れのハワイ航路」、津村謙の「上海帰りのリル」などが流行っていて

マドロス姿の船長がキマッてます。

 

 

():向坂渡

デビュー作品

 

 

渚一平:石濱朗

日本メジャー初のゲイ・フィルムとして有名な『惜春鳥』1959作品ですが、

1951の『海の花火』で石濱朗は衝撃のキャラ!歌も最高です。(意外)

名作『少年期』デビューした同じ1951年の作品です。

 

 

みどり:小林トシ子

見た目が派手な女性、実は純情で心根が優しかったりするのですが、

いかせん男は、見た目で判断するので苦労をする。

そんな男性を、注意喚起させる代表女優

 

 

 

 

 

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ここからが、話の解説です

 【登場人物】紹介

 

 

第1話 

太郎衛:笠智衆、事業の行方篇】

 

神谷家

*太郎衛(美衛の):笠智衆(魚業組合 組合長)

*さみ(美衛の):岸輝子

美衛:木暮千代/彼氏候補⇒省吾:三木隆

*美輪(美衛の):桂木洋子/彼氏⇒三国連太郎の弟:向坂渡

 

 

 

鯨井家

*民彦:佐田啓二/笠智衆をなにかと助ける

*この(民彦の):杉村春子/なぜ息子:佐田啓二が、夫の仇:笠智衆を助けるのか解らない。

*梅子(民彦の):矢吹寿子/なぜ兄:佐田啓二が、笠智衆を助けるのか知っている。

 

 

 

相川仁吉:坂本武(魚業組合 常務)/ 不正を防ぐために、「俺を乗せて船を出せ」と言う

 

森山(船員):三井弘次/途中で悪の永田靖と宮口精二側になる。

 

漁業組合 唐津支部長:稲葉義男

 

 

 

【悪役】

*唐澤源六:永田靖(船長)/魚の横流しで大儲け

*石黒軍造:宮口精二/マドロス・ハットに粋なサングラス

 

高橋勇三郎(美衛の母の弟):北竜二/魚業組合の出資者で、「早く金を返せ」とせまる。

 

 

 

 

第2話

【省吾:三木隆を巡る女3人、恋の行方篇】

魚住家

省吾:三木隆彼女候補⇒美衛:木暮実千代

 

*みつ(省吾の):東山千栄子

 

*英明(省吾の):細川俊夫

*薫(省吾の兄嫁):山田五十鈴/由起子:津島恵子と省吾:三木隆の縁談を進めているが、実は、省吾:三木隆が好き

 

 

 

野村由起子:津島恵子省吾:三木隆が好き

 

 

 

 

 

第3話 

【三國連太郎の恋とアクション篇】

矢吹兄弟

*毅():三國連太郎木暮実千代が好きだが、石濱朗にご満悦です。 みどり:小林トシ子には冷たい

*渡():向坂渡/彼女⇒桂木洋子

 

渚一平:石濱朗三國連太郎の恋人のように見えます。

みどり:小林トシ子三國連太郎が好き

 

 

 

 

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【話の内容】

 

 

およそ、千四百年の昔

 

勅令を拝して

新羅の国に赴く

大伴狭手彦(おおとも さでひこ)慕い

 

その愛人

佐用姫(さよひめ)が 長き別れを嘆き

名を呼びつ

その姿 つひに

石と化す

 

 

人呼んで

望夫石(ぼうふせき)といひ

その地を呼子

いひ伝えへしと

 

 

 

 

第1話

1949年(戦後4年)

 

太郎衛:笠智衆は、出資者を募って遠洋漁業組合を作り

二隻の船を買った。

 

しかし、船長の唐澤:永田靖石黒:宮口精二が、水揚げを横流しをして利益をむさぼり、ごまかすので

赤字で破産寸前になる。

 

省吾:三木隆から紹介してもらった、新しい船長の毅:三國連太郎の兄弟によって大漁になったので大喜びしたが

市価の値段が暴落するなど、後は不漁で、遂に資金繰りが行き詰まり、

船が出せなくなる、

 

そのため、資金援助を受けるかわりに

娘の桂木洋子を

望まぬ結婚をさせねばならぬと悩むことになる。

 

ついに、 

債権者の高橋:北竜二が来て、「船を売れ」だの

早く娘の桂木洋子を結婚させて、「資金を調達して来い」だの言われて

大ピンチ!

 

さらに持船が減船令にひっかかり、船を安く売らなければならなくなり

出資者:北竜二への返済のため、

いよいよ、娘の桂木洋子を結婚させねばならぬと、覚悟する。

 

 

笠智衆は、唐津の役所や、東京の水産庁に、目を見開いて談判陳情するが、

受け入れられず、遂に心労で倒れる。

 

 

太郎衛:笠智衆、事業の行方篇】

 

神谷家 

神谷太郎衛(美衛の):笠智衆

笠智衆の事業が、永田靖と宮口精二の不正で破産寸前になり、

資金援助のため、娘:桂木洋子を身売りのような結婚に迫られる。

 

さみ(美衛の):岸輝子

北竜二、階段から突き落とされる

 

神谷美衛:木暮実千代

戦争未亡人で、父:笠智衆から早く結婚しなさいと言われている。

相思相愛の省吾:三木隆から、「結婚してほしい」と言われるが、

父の事業による体調悪化が心配で、一生、父のそばに居る決意をする。

 

 

美輪(美衛の):桂木洋子

父の資金援助のために、

好きでもない男と結婚しないといけない。

 

 

 

 

 

鯨井家

民彦:佐田啓二/男気があって一人で話し合いに行くが、「七人の侍」の宮口精二階段から突き落とされる。

佐田啓二ファン絶叫!

 

鯨井この:杉村春子/「息子をケガさせた奴を、棺桶にぶち込む!」と剣幕。 佐田啓二ファンの気持ち代弁する。

只なぜ、息子が笠智衆を助けるのか解らない。

 

梅子(民彦の):矢吹寿子/なぜ、兄が笠智衆を助けるのか、その謎を知っている。

 

 

 

 

相川仁吉:坂本武 (肩さげカバン可愛い)

船長の唐澤:永田靖と石黒:宮口精二のごまかしを防ぐために、

「俺を乗せて船を出せ」と言うが、「いやだ」というので、ケンカになる。 

 

 

森山(船員):三井弘次

最初は、笠智衆と三國連太郎側にいたが、永田靖、宮口精二側につく。(酒と女が欲しいため)

しかし、永田靖と三國連太郎が戦う土壇場で、三國連太郎の味方になる。

 

 

漁業組合 唐津支部長:稲葉義男

船の売り値は、「一艘、100万円ですから二艘で200万円ですな」と言う。

坂本武は、前の売り値が400万円で、まだ200万円足りないと困っていたのに、、、

半額になってしまい愕然となる。

更に、資金調達が必要になり、博多支部に向かう。

 

 

 

 

【悪役】

唐澤源六:永田靖(船長)

「俺が、魚を横流ししてるみたいじゃねえか」不敵な笑いをする(実際してる) 

警察に追われ、機関銃をぶっぱなす

 

石黒軍造:宮口精二

話し合いに来た、佐田啓二階段から突き落とす。

 

高橋勇三郎(岸輝子の弟):北竜二

桂木洋子に叩かれながら、「お前は、嫁に行くんだ」一番イヤな事を言う

 

 

 

 

 

 

 

 

第2話 

【省吾:三木隆をめぐる女3人 恋の行方篇】

 

魚住家 

魚住省吾:三木隆

笠智衆を助ける。 

三国連太郎船長を、笠智衆に紹介する。

木暮実千代と相思相愛

兄嫁の山田五十鈴から、姪の由起子:津島恵子との結婚を勧められるが断る。

  

山田五十鈴と津島恵子という

日本最高の美人で妖艶な悪女二人から、アタックされるモテモテぶり

 

しかし、本命:木暮実千代への気持ちは不動 

「自分だけの喜びがはばかれて、木暮実千代をお願いします」と、三國連太郎へ手紙を書く

この心意気に、三國連太郎あきらめがつく(泣)

 

 

 

 

 

(兄嫁):山田五十鈴

ブティック「ドリアングレイ」を経営

由起子:津島恵子と省吾:三木隆の縁談を進めているが、実は省吾:三木隆が好き 

 

もし、日本最高の美人妖艶な悪女から、アタックされたらどうなるか?

山田五十鈴の全セリフしびれます

 

これまで、そうとう凄い男性と付き合ってきて、

別に、三木隆でなくてもいいような雰囲気を感じてしまいます。

遊び感覚なのかなー(この辺は、観る人によって解釈が違うかと思います。)

 

ラスト

木暮実千代から、省吾:三木隆との関係を聞かれて

本当に、何とも思ってないような笑顔

二人を祝福しています。

(※でも、省吾:三木隆を好きなのかどうかは観る人によって違うかと思います。)

 

 

 

野村由起子:津島恵子

省吾:三木隆が好き

 

もし、日本最高の美人で妖艶な悪女から、アタックされたらどうなるか、

津島恵子の全セリフしびれます。

 

街を歩けば、男性全員が振り返るほどの美女が、

別に、三木隆でなくてもいいような雰囲気を感じてしまいます。

プライドが高く、負けず嫌いなのかなー(この辺は、観る人によって解釈が違うかと思います。)

 

兄嫁:山田五十鈴が、三木隆のことが好きで誘っている所を見て、

三木隆とは結婚する気が無くなる。

 

普通は、ヤキモチから、ますます三木隆を好きになり

山田五十鈴と取り合いになるかと思いきや、

あっさり、さよならって感じです。

(※でも、省吾:三木隆を好きなのかどうかは観る人によって違うかと思います。)

 

ラスト

山田五十鈴との大きな違いは

ヤキモチは妬かないが、

未亡人:木暮実千代に、「負けた気がした」のが許せなかったのかなと思いました

 

 

 

魚住英明(省吾:三木隆の):細川俊夫

:山田五十鈴の経営で家が成り立っているので

:東山千栄子が、:山田五十鈴に文句が言えず

息子:細川俊夫に「もっと、しっかりせんかい」と、いつも言う。

 

 

魚住みつ(省吾:三木隆の):東山千栄子

戦争で、家のお金がなくなり、

山田五十鈴の稼ぎで家の家計が成り立っているので、我慢の生活をしている。

省吾:三木隆由起子:津島恵子が結婚すれば、

由起子:津島恵子の父が家を建ててくれるので

息子:三木隆の気持ちは分かるが、内心は複雑な気持ちでいる。

 

 

 

 

 

 

第3話 

【三國連太郎の恋とアクション篇】

 

矢吹毅:三國連太郎

笠智衆を助ける。 

木暮実千代に片想いだが、

三木隆から「木暮実千代をお願いします」と言われ、、、

 

 

小林トシ子とケンカになるが、

自分と同じ片想いだと気付き、同情する顔付きになる。

 

 

石濱朗がいつも傍に寄り添って

やさしい言葉をかけてくれるので

二人は恋人同士に見えます。

 

木暮実千代より、お似合いに見えるし、

三國連太郎も、ご満悦です。

 

 

 

三國連太郎が、弟:向坂渡と兄弟ケンカ】

「桂木洋子は、お前(:向坂渡)の気持ちが知りたいんだ。俺に相談なんかするな。」と言うが、

逆に、弟:向坂渡から

「兄貴だって、木暮実千代に告白できないじゃないか」と言われる。

 

 

 

【機関銃をぶっぱなす唐澤:永田靖と、三國連太郎が乱闘】

機関銃を前に、

三國連太郎と小林トシ子が互いに前に出て、

みんなを守ろうとするが、

小林トシ子が前に出たときに、機関銃が発射され

小林トシ子がなくなってしまう。

 

ラスト、三國連太郎は、

三國をかばい、なくなった小林トシ子を想い、

恋人?石濱朗が、「僕も長崎へ一緒に連れて行ってくれよ」と足元で泣き崩れる中、

一人で去って行く。

 

 

 

渚一平:石濱朗

三國連太郎の恋人に見える位いつも寄り添っている。

(三國連太郎は小林トシ子には触れないので、

小林トシ子は、石濱朗嫉妬してそう

 

「三國連太郎(兄さん)と木暮実千代(姉さん)が一緒になるといいのに」と、

三國連太郎を思いやり、

石濱朗がもし女性だったら、三國連太郎は恋人にするかもと思いました。

 

三國連太郎と教会で指切りをしたり、

三國連太郎と石濱朗が、もつれあい一緒に海に落ちるシーンは想像させます。

 

 

 

みどり:小林トシ子

三國連太郎が好き。

戦死した恋人の様子を知りたいと呼子に来る。

しかし、真実を知ってショックを受ける。

唐澤:永田靖に惚れられ、「俺の女になれ」付け回される

 

三國連太郎に、「木暮実千代に惚れてるくせに」と言うと、

怒った三國連太郎が海へ落とそうとして、身体がもつれあう。

 

機関銃をぶっぱなす唐澤:永田靖から、三國連太郎をかばい撃たれてなくなる。

 

 

 

 

【向坂渡桂木洋子の恋】

矢吹渡(:三國連太郎の弟):向坂渡

神谷美輪(美衛:木暮実千代の妹):桂木洋子

 

 

 

 

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【感動シーン】

 

佐田啓二が、母:杉村春子に、なくなった父の真実を話そうとすると、

笠智衆は、「言っちゃいかん 何も言っちゃいかん

みんな、わしが悪かったんです」と、かばう。

 

この無言の姿勢、何度、泣かされたか、、、

 

 

 

真実を知った杉村春子が、岸輝子に会うシーン

寝ていた、岸輝子が

「あ、スミマセン。ご迷惑をおかけして」と言う。

真実を隠す、いじらしい岸輝子

 

 

 

 

 

【笑うシーン】

みどり:小林トシ子が

船員達から「踊れ」と言われ、

『カルメン故郷に帰る』のマヤ朱実のように、1930年のヒット曲「酋長の娘」で踊る。

 

 

 

【心に残るシーン】

沈没船(省吾:三木隆の部下だった、小林トシ子の恋人が心中した船? 佐田啓二の父も乗っていた?)

 

 

三國連太郎が手にする、木暮実千代のロザリオ

 

 

 

一平:石濱朗を船員達が祝う場面で、

三國連太郎の恋人のように寄り添い、肩に手をかけ膝にもたれている。

 

船員達からのリクエストで、一平:石濱朗が「あめのきさき」歌うシーン

美少女漫画に出てきそうな、天使のような清らかさを感じました。

 

 

 

三國連太郎は、小林トシ子が腰を振って踊る姿を見て、

グッと見とれてしまい、欲望を感じる自分を抑えるために、

一平:石濱朗と小舟に乗り込む。

小林トシ子が来て、「私も連れてって」と言うが突き放す。

 

三國連太郎は、

小林トシ子が、唐沢の女になることを決めたので、

最後の願いを聞き入れて、手を握ってあげる。

ただ、それだけで「永遠の名シーン」に見えました

 

 

 

 

森山:三井弘次は、

「三國の船長を、いい男っぷりだと思っていたが、

なんのこたぁねぇ、女に取り入ろうってだけなんだから

ケチな野郎でさぁ」と

永田靖、宮口精二側につく。(酒と女が欲しいため)

 

※人のうわさ話も、

表面の出来事でしか分からないので

めちゃくちゃな伝わり方をする典型例です。

 

 

 

 

 

【戦慄のシーン】

我史上、最大の恐怖でした。(映画のシーンにおいて)

 

佐田啓二が、階段から突き落とされて

岸輝子が、階段から突き落とされて

 

そして、

木暮実千代、津島恵子に

列車から突き落とされ、、、

大絶叫!!!!!

 

 

 

まさか、、、、、

ホラー映画なら、分かります。

男同士の争いなら、予想もつきます。

突き落とされそうな女優、突き落としそうな女優なら分かります。

 

女性同士の争いは生生しく、現実と混同しそうな映像は

裏【殿堂入り】です。

 

このシーンだけでも、

心の映画史上に残る作品となりました。

 

 

 

 

 

2024年10月20日 筆記